事業内容

れんた~と尾道は、第1回中国地域女性ビジネスプランコンテストSOERU「優秀賞」受賞事業です。

 

業界初、地域特化型の芸術家支援事業による地域活性化

 

「尾道市近郊の若手芸術家・障害者芸術家を支援したい!」

れんた~と尾道は、尾道に根付いた経済人・地元民の熱い思いがきっかけでたちあがった事業です。

故平山郁夫画伯、故小林和作画伯を筆頭に、芸術家や文豪から愛され続けている町、尾道。市内唯一の大学「尾道市立大学」が有する芸術文化学部美術学科(入学定員50名)には、芸術家を志す若者が全国から参集し、卒業後も尾道市内に居を構える人が少なくありません。また、風光明媚で穏やかな土地柄に惹かれ、尾道市街地やしまなみ海道の島しょ部に移住してくる若者も年々増加傾向にあります。専門施設や作業所、または個人で芸術に取り組んでいる障害者もいらっしゃいます。

しかしながら、経済的及び住宅事情等により「作品を保管しておく場所がない」「作品から金銭を産み出す方法が分からない」「個展や販売会をしたいが費用が捻出できない」等の悩みを抱え、志半ばで夢を諦める人、生活のためアルバイトに明け暮れて制作時間が取れなくなっている学生・芸術家が多いのが現状です。

一方で、江戸時代からの「旦那衆文化」(パトロン気質)が色濃く残る尾道の経済人は、「若手芸術家を支援したい。育ててあげたい」という想いを持つ人が多くいらっしゃいます。「受付や応接室の絵画を季節ごとに変えたいが、せっかくなら地元芸術家が描いた作品がいい」と希望される地元贔屓な方が多いのです。

そこで、経済人と芸術家をマッチングさせるべく、「警備システム付倉庫での絵画無料保管事業」と「絵画レンタル事業」をスタートすることになりました。

 

れんた~と尾道の事業・サービス

 

1.芸術家向けサービス
尾道市内の警備システム付・温度管理付倉庫で、絵画作品無料保管(別途費用にて個別絵画保険加入可能)

2.企業・施設・店舗・個人向けサービス
1.で保管している絵画作品を、企業・病院・施設・店舗・個人宅等へ、レンタル(費用は月額計算)。

3.両者向けサービス
展示会・販売会・交流会等の企画・運営

 

れんた~と尾道の特徴

 

1.業界初の地域密着型サービス
都市圏を中心に絵画レンタルサービスを行っている企業はいつくか存在していますが、「地元芸術家を応援したい」という地域密着型サービスは当計画が日本初のため、メディア取材等による情報拡散に努めます。

2.ビジネスの円滑化
企業・店舗のロビー・応接室等の絵画が定期的に変わることで、顧客または従業員同士での会話のきっかけが生まれ、コミュニケーションの円環化が期待できます。また、従業員の気分転換効果も見込めます。

3.認知症の進行予防等
病院・介護施設等のロビー・室内の絵画が季節ごとに変わることで、患者様・利用者様に季節感が生まれ、好奇心を刺激することで、鬱病・認知症の進行予防や改善に役立つと研究が進んでいます。
「NHKニュースおはよう日本」認知症の人にアート
https://info.ninchisho.net/archives/23079

4.若手芸術家の育成支援
作品保管スペースがない芸術家の資産をキャッシュ化し、廃棄を余儀なくされる作品の減少に努めます。尾道市近郊、ゆくゆくは中国地方全体の若手芸術家隆盛に向けた事業展開を見込んでいます。全国で活躍中の尾道出身者にも協力を仰ぐことにより、芸術家の都市部展覧会出展・知名度向上に貢献いたします。

5.地域の障害者支援
障害者芸術家を発掘し、世の中との橋渡しをしていくことも重要な役割であり、特長だと考えています。

6.ソーシャルメディア活用
facebookやTwitter等のソーシャルメディアを活用して積極的に情報発信を行い、シェア・リツイートといった特性を活かし、クチコミ拡散を推進いたします。

 

れんた~と尾道の地域貢献

 

1.芸術家と経済界の絆作りによる経済効果
芸術家本人達が、尾道市経済界・医師会の例会等でのプレゼンテーションや営業活動を行う機会を作る予定です。対面での交流をきっかけに、新規制作・デザイン依頼や交流会等のビジネスやパーティーを創出いたします。

2.芸術家と店舗の交流による経済効果
「アルバイトと家の往復しかしていません」「尾道に移住してきたものの、芸術家以外の友達ができません」等の悩みを抱える芸術家が多いなか、経済界や店舗と交流の機会が増えるにつれ、芸術家と支援者の輪が広がり、地域をあげての商店街主催芸術イベント等の開催に繋げます。

3.「新・芸術の町 尾道」の確立
頼山陽、志賀直哉、平山郁夫、小林和作、林芙美子など尾道を愛した文豪・芸術家は枚挙にいとまがありませんが、平成の現代、残念ながらその気運は弱まっています。江戸時代から芸術家支援を続けてきた商都・尾道の「旦那衆文化」を復興させることで、新たな大物芸術家の育成・誕生に寄与いたします。

4.クラウド活用による新体制での雇用創出
取扱点数の増加に伴い、社員・パート従業員を雇用いたします。事務作業に関してはクラウドサービスを活用し、事務所への出勤不要なノマドワークスタイルでの作業を推進いたします。子育て中のママ、介護に手を取られる世代など、「働きにくさ」を感じている人々へ貢献いたします。

5.地域の障害者支援
障害者によるアート作品を世の中へ「見える化」することで社会との関わりを促し、自立支援への小さな一歩に貢献したいと考えています。

6.尾道市立大学生の卒業後「尾道定着率」の増加
尾道市立大学卒業生の尾道市内企業への就職率・尾道残留率は、毎年10%を下回っています。当サービスで産学官連携を推進し、学生と経済界の交流の場を創出することで雇用の機会が高め、美術学科生だけでなく経済学部生も「卒業後も尾道に残って支援を受けたい」気運が高まるよう努め、卒業後の尾道定着率上昇に繋げてゆく所存です。